小型船舶操縦士試験(1級・2級)の練習問題20問【無料・全問解説つき】

小型船舶免許の一問一答を20問そろえました。すべてに解説をつけています。答えは各問の「答えと解説を見る」を押すとその場で開きます。

最終更新:2026年8月9日

ご利用にあたって:本ページおよびアプリ「船舶免許ウカール」は、政府・試験実施機関のいずれとも関係のない、個人開発の非公式サイト・アプリです。 掲載しているのは過去問ではなく、公的機関の公表資料をもとに当方が作成したオリジナル問題です。 実際の試験の出題内容・形式・基準は、必ず試験実施機関の公式発表をご確認ください。

この20問について

  1. アプリに収録している問題からの見本です。アプリ本体には、同じ形式の問題を科目ごとにひととおり収録しています。
  2. 科目がかたよらないように選んでいます(各科目の先頭から順ぐりに取得)。得意・不得意のあたりをつける用途に向いています。
  3. 解説は「なぜ他の肢が違うのか」まで書いています。1問で複数の論点を回収できるようにするためです。

問1上級運航Ⅰ

海図上で2地点間の距離を測る場合に用いるべき目盛りとして正しいものはどれか。

  1. 海図の縁に記された緯度の目盛り
  2. 海図の縁に記された経度の目盛り
  3. 海図中央付近のコンパスローズの外周にある方位目盛り
  4. 海図に描かれた水深記号どうしの間隔
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正解:1

緯度1分はほぼ1海里で一定だが、経度1分に相当する距離は緯度により変化するため、海図上の距離測定には測ろうとする地点に近い緯度の目盛りを用いる。

出典の該当箇所:海図の知識(距離の測り方)

問2上級運航Ⅱ

船外機と船内外機(スタンドライブ)の推進方式の違いに関する説明として、正しいものはどれか。

  1. 船外機は機関とプロペラが船外に一体化しており、機関ごと動かして操舵する
  2. 船内外機は機関とプロペラ装置の両方を船体中央の機関室内に据え付ける構造である
  3. 船外機は船体中央に固定され、長い推進軸を介して船尾のプロペラを回転させる
  4. 船内外機はプロペラを持たず、噴射水流の反力のみで船体を推進させる構造である
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正解:1

船外機は機関とプロペラ装置が一体で船外に取り付けられ、機関ごと左右に動かして操舵する。船内外機は機関を船内、プロペラ装置を船外に配置する点で異なる。

出典の該当箇所:機関の種類と特徴

問3交通の方法

海上衝突予防法の目的として、正しいものはどれか。

  1. 船舶の衝突を予防するための航法・灯火・信号等を国際的に統一して定めること
  2. 船舶の建造や設備の技術上の基準を各国がそれぞれ独自に定めること
  3. 港湾施設の整備計画や利用料金の額を港湾管理者が個別に定めること
  4. 漁業を営む権利の範囲やその存続期間を都道府県ごとに個別に定めること
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正解:1

海上衝突予防法は、船舶の衝突を予防するための航法・灯火・形象物・信号等を、国際的に統一されたルールとして定めた法律である。

出典の該当箇所:法の目的

問4小型船舶操縦者の心得及び遵守事項

2級小型船舶操縦士免許で航行できる区域として、正しいものはどれか。

  1. 海岸から5海里(約9km)以内
  2. 海岸から2海里(約3.6km)以内
  3. 航行区域の定めがなく無制限である
  4. 海岸から15海里(約28km)以内
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正解:1

2級小型船舶操縦士免許は、海岸から5海里(約9km)以内の水域に航行区域が制限される。より遠方まで航行するには1級免許が必要となる。

出典の該当箇所:航行区域の制限

問5運航

出航前に船体・機関・法定備品の点検を行う目的として、最も適切なものはどれか。

  1. 船体保険の加入審査に必要な書類一式をあらかじめ整えておくため
  2. 燃料タンク内の残量をメーターの表示と照合して記録するため
  3. 航行中の故障や事故を未然に防ぎ、安全な運航を確保するため
  4. 乗船者の氏名と定員を照合し、名簿を作成して保管するため
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正解:3

出航前点検は、船体・機関・法定備品等の状態を確認し、航行中の故障や事故を未然に防ぎ、安全な運航を確保するために行う。船舶検査の代替にはならない。

出典の該当箇所:発航前の点検

問6上級運航Ⅰ

海図に記載されている方位(コンパスローズや航路の方位線)は、特に断りがない限り何を基準とした方位か。

  1. 自船の現在のコンパス方位
  2. 真方位(真北を0度とする方位)
  3. 磁方位(磁北を0度とする方位)
  4. その海域の潮流の流向
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正解:2

海図に記載される方位は真方位を基準として表され、実際の航行で用いる際は自差・偏差を加減してコンパス方位や磁針方位へ換算する必要がある。

出典の該当箇所:海図の知識(方位の基準)

問7上級運航Ⅱ

船内機の推進方式に関する説明として、正しいものはどれか。

  1. 機関ごと左右に振ることで操舵し、専用の舵は備えない構造である
  2. 機関を船体内部に据え、推進軸で船尾のプロペラを回転させる
  3. 機関を船外に露出させ、点検の都度取り外して整備する構造である
  4. プロペラを持たず、水中ポンプで吸排水して推進する構造である
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正解:2

船内機は機関を船体内部に据え付け、推進軸(プロペラシャフト)を介して船尾のプロペラを回す方式で、操舵は別に設けた舵で行う。

出典の該当箇所:機関の種類と特徴

問8交通の方法

動力船同士が互いに進路を横切り、衝突のおそれがある場合の航法として、正しいものはどれか。

  1. 相手船を左舷側に見る船が避航船となり、避ける動作をとる
  2. 相手船を右舷側に見る船が避航船となり、避ける動作をとる
  3. 速度が速い船が優先的に進路を維持する
  4. 先に発見した船が優先的に進路を維持する
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正解:2

動力船同士が互いに進路を横切り衝突のおそれがある場合、相手船を右舷側に見る船(避航船)が避ける動作をとらなければならない。相手を左舷側に見る船(保持船)は原則として針路・速力を保持する。

出典の該当箇所:横切り船の航法

問9小型船舶操縦者の心得及び遵守事項

1級小型船舶操縦士免許の航行区域について、正しいものはどれか。

  1. 5海里以内に制限される
  2. 航行区域の制限はない
  3. 20海里以内に制限される
  4. 内水面のみに限られる
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正解:2

1級小型船舶操縦士免許には航行区域の制限がない。ただし遠方まで航行する場合は別途の要件が課される場合があり、2級のような5海里という一律の距離制限は適用されない。

出典の該当箇所:航行区域の制限(1級)

問10運航

小型船舶の法定備品に含まれるものとして、正しいものはどれか。

  1. 携帯ラジオ
  2. 折りたたみ椅子
  3. 予備の衣服一式
  4. 信号紅炎
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正解:4

信号紅炎は、遭難時に自船の位置を知らせるための法定備品の一つである。ほかにライフブイ(救命浮環)・ライフジャケット(救命胴衣)・バケツ・あかくみ・消火器・アンカー等が法定備品として定められている。

出典の該当箇所:法定備品

問11上級運航Ⅰ

海図に記載されている水深の基準面として正しいものはどれか。

  1. その日の実測水位をそのまま基準とした水面
  2. 満潮時の最高潮位を基準とした水面
  3. 略最低低潮面(最低水面)付近を基準とした水面
  4. 1年間を通じて観測された平均海面の値
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正解:3

海図の水深は、船舶が座礁する危険が最も高くなる低潮時を想定して定められる略最低低潮面等の低い基準面から測った値で表示されており、平均海面や満潮時の潮位とは異なる。

出典の該当箇所:海図の知識(水深の基準面)

問12上級運航Ⅱ

ガソリン機関とディーゼル機関の着火方式の違いに関する説明として、正しいものはどれか。

  1. ガソリン機関は圧縮した空気の熱で燃料を自己着火させ、点火プラグを持たない
  2. ディーゼル機関は点火プラグの火花で燃料と空気の混合気に着火させる
  3. ガソリン機関は火花点火、ディーゼル機関は圧縮熱で自己着火する
  4. 両機関とも点火プラグを用いる点で共通しており、着火方式に違いはない
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正解:3

ガソリン機関は点火プラグの火花で混合気に着火する火花点火式であり、ディーゼル機関は空気を高圧縮して生じる熱で燃料を自己着火させる圧縮着火式である。

出典の該当箇所:機関の種類と特徴

問13交通の方法

横切り船の航法における「保持船」の基本的な義務として、正しいものはどれか。

  1. 直ちに停止しなければならない
  2. 直ちに右へ転じなければならない
  3. その針路及び速力を保持する
  4. 避航船の指示に従って進路を決める
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正解:3

保持船は、避航船が適切な動作をとっていることを前提に、原則としてその針路及び速力を保持しなければならない(ただし避航船が避航動作をとらないと明らかな場合は自ら衝突を避ける動作をとることができる)。

出典の該当箇所:保持船の義務

問14小型船舶操縦者の心得及び遵守事項

小型船舶操縦免許の有効期間として、正しいものはどれか。

  1. 3年
  2. 10年
  3. 5年
  4. 7年
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正解:3

小型船舶操縦免許の有効期間は5年で、更新講習を受けて更新する必要がある。更新手続きは有効期限の1年前から可能で、失効すると再度の免許取得手続きが必要になる。

出典の該当箇所:免許の有効期間・更新

問15運航

小型船舶の法定備品として消火器の備え付けが求められる理由として、最も適切なものはどれか。

  1. エンジン火災等の初期消火に対応するため
  2. 陸上に持ち出して防犯用に活用するため
  3. 船舶検査証書の代わりとして使用するため
  4. 燃料タンクの残量を正確に計測するため
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正解:1

消火器は、エンジン室からの出火等、船内での火災に対する初期消火のための法定備品である。信号紅炎やライフブイ等と並び、備え付けが義務付けられている。

出典の該当箇所:法定備品(消火器)

問16上級運航Ⅰ

海図に描かれる等深線(同じ水深の地点を結んだ線)の役割として正しいものはどれか。

  1. 潮流の速さや向きを数値で示す
  2. 気象警報の発表区域を色分けして示す
  3. 灯台の光が届く距離(光達距離)を示す
  4. 海底の地形や水深の変化を示す
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正解:4

等深線は同じ水深の地点を結んだ線であり、これをたどることで海底地形の起伏や浅瀬への接近を海図上で視覚的に把握することができる。

出典の該当箇所:海図の知識(等深線)

問17上級運航Ⅱ

ガソリン機関とディーゼル機関の圧縮比の一般的な違いに関する説明として、正しいものはどれか。

  1. 圧縮比はガソリン機関の方が高く、ディーゼル機関の方が低い
  2. 両機関の圧縮比はほぼ同一で、実用上の差はほとんどない
  3. 圧縮比は機関の大きさのみで決まり、燃料の種類とは無関係である
  4. 自己着火のため、ディーゼル機関の圧縮比はガソリン機関より高い
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正解:4

ディーゼル機関は圧縮熱だけで燃料を自己着火させる必要があるため、火花点火式のガソリン機関より圧縮比を高く設計するのが一般的である。

出典の該当箇所:機関の種類と特徴

問18交通の方法

2隻の動力船が真向かいに接近する行き会い船の航法として、正しいものはどれか。

  1. 互いに左に転じて進路を避ける
  2. どちらか一方だけが転じればよい
  3. 双方とも停止しなければならない
  4. 互いに右に転じて進路を避ける
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正解:4

2隻の動力船が真向かいに近づく行き会い船の状況では、互いに右に転じて進路を避けることが原則とされている。片方だけが転じる、あるいは停止するといった対応ではない。

出典の該当箇所:行き会い船の航法

問19小型船舶操縦者の心得及び遵守事項

小型船舶乗船者のライフジャケット着用義務が拡大されたのはいつからか。

  1. 平成10年(1998年)7月1日から
  2. 令和2年(2020年)4月1日から
  3. 着用義務は令和2年に廃止されている
  4. 平成30年(2018年)2月1日から
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正解:4

船舶職員及び小型船舶操縦者法施行規則の改正により、平成30年(2018年)2月1日から、小型船舶の船室外の甲板上では原則すべての乗船者にライフジャケットを着用させることが船長の義務となった。

出典の該当箇所:ライフジャケット着用義務の拡大(平成30年2月1日施行)

問20運航

ロープワークの「もやい結び」の主な用途として、正しいものはどれか。

  1. 太さの異なる二本のロープの端同士をつなぎ合わせる
  2. 引っ張っても輪の大きさが変わらない輪を作り、係留等に用いる
  3. アンカーの環に確実に結び付け、荷重で緩みにくくする
  4. 帆を畳んで一時的にまとめて固定しておく
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正解:2

もやい結びは、引っ張っても輪の大きさが変わらない(締まらない)輪を作れる結び方で、係留や救助など幅広い場面で使われる基本的な結索である。

出典の該当箇所:結索(もやい結び)

続きはアプリで

ここに載せたのはごく一部です。船舶免許ウカールでは、分野別の演習・本番形式の模擬試験・間違えた問題の復習まで、1つのアプリで進められます。

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